報道発表
スリランカにおけるサイクロン被害に対する緊急無償資金協力等緊急人道支援
令和7年12月16日
12月16日、日本政府は、スリランカ民主社会主義共和国における甚大なサイクロン被害に対する支援として、250万米ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
- 今般の緊急無償資金協力により、国際移住機関(IOM)、世界食糧計画(WFP)及び国連児童基金(UNICEF)を通じて、食料及び生活必需品等における人道支援を実施します。
- また、NGO、経済界、政府による緊急人道支援の仕組みであるジャパン・プラットフォームを通じても、今後、支援活動を実施する予定です。さらに、JICAの調査チームも、今後の復旧・復興に向けたニーズ調査を開始しました。
- 長年の友人であるスリランカの被災地の一日も早い復旧・復興のために、我が国として、今後も支援を行っていく考えです。
(参考1)実施機関、事業分野及び供与額内訳
- IOM:生活必需品、一時的避難施設(100万米ドル)
- WFP:食料(100万米ドル)
- UNICEF:水・衛生、子どもの保護(50万米ドル)
(参考2)被害概要(12月16日時点)
スリランカでは、11月中旬から継続しているモンスーンによる天候悪化に加え、現地時間11月27日にスリランカに襲来したサイクロン「ディトワ」により、広範囲で大雨が続き、死者643人、行方不明者183人、被災者約162万人。

