報道発表

カルヴァーリョ国際海底機構(ISA)事務局長による茂木外務大臣表敬

令和7年11月25日
会談前にレティシア・レイス・デ・カルヴァーリョ国際海底機構を出迎え部屋へ案内する茂木外務大臣
レティシア・レイス・デ・カルヴァーリョ国際海底機構と会談する茂木外務大臣

 11月25日、午後5時30分から約15分間、茂木敏充外務大臣は、外務省の戦略的実務者招へいにより訪日中のレティシア・レイス・デ・カルヴァーリョ国際海底機構(ISA)事務局長(Ms. Letícia Reis de CARVALHO, Secretary-General of the International Seabed Authority)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、カルヴァーリョ事務局長の訪日を歓迎するとともに、ISAが長年にわたり深海底鉱物資源の探査活動の管理や海洋科学の発展に貢献してきたことを評価する旨述べました。
  2. また、茂木大臣から、日本は「法の支配」に基づく海洋秩序の維持・発展を重視しており、同事務局長が引き続きリーダーシップを発揮していくことを期待する旨述べました。さらに、茂木大臣から、海洋環境の保全と資源の利活用の双方に配慮した深海底鉱物資源の開発規則の早期策定の重要性を強調し、日本としても審議に建設的に貢献していく旨述べました。
  3. これに対し、カルヴァーリョ事務局長から、これまでの日本のISAに対する支持と貢献に対する謝意が示されました。また、同事務局長は、開発規則の早期の策定を始め、引き続きISAの活動における日本の積極的な関与を期待する旨述べました。

(参考)国際海底機構(ISA)

 ISAは、国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき、同条約のすべての締約国を構成国として、1994年11月16日に設立された。事務局はジャマイカの首都キングストンに置かれている。ISAは、UNCLOSが「人類の共同の財産」と規定する深海底(すべての沿岸国の大陸棚の外側にあっていずれの国の管轄権も及ばない海底及びその下)の鉱物資源の管理を主たる目的とし、UNCLOS及び同条約第11部実施協定の規定に従って、深海底における活動を組織・管理している。


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