報道発表
経済協力開発機構(OECD)次期事務次長任命について
令和7年11月18日
11月18日のOECD理事会において、正木靖氏(駐インドネシア日本国大使)が、OECD事務次長に就任(12月1日就任)することが決定されたことを歓迎します。
- OECDは、日本において最も信頼され、かつ権威ある国際機関の一つであり、同氏がこれまでの経歴を生かしつつ、OECDの活動拡充に尽力することを期待します。
- また、退任された武内良樹前OECD事務次長が、在職中OECDにおいて果たした多大なる貢献に対して敬意を表します。
- 我が国は、今後ともマティアス・コーマン事務総長が率いるOECDを力強く支援し、質の高いデータと分析によって国際社会の議論を主導するOECDとの協力を、一層強化・発展させていきます。
(参考1)OECD事務次長ポスト
- OECD事務次長は、現職のファブリツィア・ラペコレラ次長(伊出身)、メアリー・ベス・グッドマン次長(米出身)、今次理事会で任命が決まった正木靖次長及びフランティシェク・ルジカ次長(スロバキア出身)の計4ポストがある。
- 38か国が加盟するOECDの事務局は約2,500名で構成されており、日本人職員は、現在約90名である。なお、事務総長は、マティアス・コーマン氏(オーストラリア)である(2021年6月就任)。
- OECD事務次長は、事務総長の勧告に従って、理事会において任命される。任期は2年。
(参考2)歴代の我が国出身事務次長
1990-1996年 谷口誠
1997-1999年 重原久美春
1999-2003年 近藤誠一
2003-2007年 赤阪清隆
2007-2011年 天野万利
2011-2017年 玉木林太郎
2017-2021年 河野正道
2021-2025年 武内良樹
(参考3)正木靖駐インドネシア日本国大使の主な経歴
1962年生まれ。1984年、外務省入省。世界貿易機関紛争処理室長、国際法課長、在フランス日本国大使館公使、経済局審議官、大臣官房審議官(総括担当)を経て、欧州局長、欧州連合日本政府代表部大使を歴任し、2023年10月より現職。

