報道発表
英利外務大臣政務官の第5回アジア太平洋評価学会大会開会式出席
令和7年11月12日
11月12日、英利アルフィヤ外務大臣政務官は、都内の学術総合センター内一橋講堂にて行われた第5回アジア太平洋評価学会(APEA)大会(5th APEA Conference)開会式に出席し、外務省を代表して挨拶を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 英利政務官は、挨拶の中で、APEA大会の初の日本開催を歓迎するとともに、2001年以降、日本がアジア太平洋地域を対象にODA評価ワークショップを開催してきたこと、そこでの評価ネットワークの議論が2012年のAPEA創設に繋がったこと、その意味でも第20回の節目を迎えるODA評価ワークショップを第5回APEA大会の一部として東京で開催することは意義深いものである旨述べました。
- また、英利政務官は、APEAが、アジア・太平洋地域全体の評価文化醸成に寄与し、評価を通じた日本の国際協力の推進に貢献していることが認められ、本年8月に令和7年度外務大臣表彰(団体)を受賞したことに対し、祝意を表しました。
- さらに、英利政務官は、各国が共通の社会課題に直面する中で、日本は評価を含む国際協力の枠組みにおいて重視してきた共創と対等をより一層強化していくこと、そして課題解決におけるモニタリング・評価の能力強化等の重要性に触れつつ、この分野における多様な主体との協力パートナーシップを強化していく旨述べました。
(参考1)APEA大会
APEAが2016年から原則隔年で開催している大会。
第5回大会は「アジア太平洋地域における評価の制度化と組織能力構築( Institutionalization of Evaluation and Strengthening Capacity Building in Asia Pacific Region)」をテーマに11月11日から14日まで都内で開催され、アジア・太平洋地域のみならず世界各国から集まった約200名の評価分野の研究者や実務家などが評価に関連する様々なテーマについて議論を行う。
(参考2)ODA評価ワークショップ
外務省が2001年から開催するワークショップ。ODA評価の手法や課題についてアジア・大洋州地域における理解を増進し、特に途上国の評価能力を向上させること、途上国関係者自身のODA評価能力の向上を通じて、ドナー国側の援助効率化だけでなく、途上国側のオーナーシップ・透明性の向上や開発の効率化を目指すことを目的としている。
第20回ワークショップは第5回APEA大会の一部として11月13日午後に対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式でAPEAとの共催により開催され、各国政府が取り組む評価や持続可能な開発目標(SDGs)の自発的国家レビュー(VNR)業務に携わるアジア・太平洋地域の行政官約60名がオンラインで参加する。


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