報道発表

第2回世界社会開発サミットの開催

令和7年11月6日
スピーチを行う大場雄一外務省国際協力局審議官・国際保健外交担当大使の様子

 11月4から6日、カタール(ドーハ)において「第2回世界社会開発サミット」が開催され、6日、大場雄一外務省国際協力局審議官・国際保健外交担当大使が我が国を代表してステートメントを実施したところ、概要以下のとおりです。

  1. 世界社会開発サミットは、1995年、国連総会決議に基づき、国連史上初めて貧困撲滅、雇用、社会的統合等、幅広い範囲の社会問題が総合的に取り上げられたサミットです。今回は 2 回目の開催であり、社会開発と社会的正義の推進を再確認しつつ、「誰一人取り残さない」社会の実現へ、国連憲章・2030アジェンダの理念に基づき行動を強化することを目的として開催されました。
  2. 大場審議官はステートメントにおいて、様々な不安定要因が複雑に絡みあっている社会において、「誰一人取り残さない」という「持続可能な開発目標」(SDGs)の根本理念を実現するため、「人間の安全保障」を社会開発の中心に据え、分断を乗り越えて多国間主義の下で協調する必要がある旨言及しました。
  3. また、日本は「課題先進国」として社会課題に先進的に取り組むとともに、これらの経験・知見を踏まえて途上国の社会課題解決に協力していくことや、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を外交の柱として、基本的価値を共有する同志国やグローバルサウス諸国との連携を強化する決意を表明しました。

(参考)別添

 日本政府ステートメント(英文(PDF)別ウィンドウで開く仮訳(PDF)別ウィンドウで開く


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