報道発表
岩屋外務大臣とアガベキヤン・パレスチナ外務・移民庁長官との電話会談
令和7年9月19日
9月19日、午後4時50分から約25分間、岩屋毅外務大臣は、ファーリシン・アガベキヤン・パレスチナ外務・移民庁長官(H.E. Dr. Varsen Aghabekian, Minister of Foreign Affairs and Expatriates of Palestine)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 岩屋大臣は、「二国家解決」を支持する我が国の揺るぎない立場を強調した上で、ガザ市におけるイスラエル軍の地上作戦の拡大を含む昨今のガザ及び西岸の情勢悪化を受け、「二国家解決」の前提が崩れかねないことに強い危機感を有している旨を述べ 、ガザの人道状況の改善、停戦と人質解放の実現の重要性を強調しました。
- また、岩屋大臣から、パレスチナ自治政府(PA)の改革の取組及び和平への歩みへのコミットメントを評価し、PA改革の目に見える達成の重要性を強調した上で、「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合」(CEAPAD)といった我が国のイニシアティブを活用しつつ、関係国、機関と緊密に連携し、パレスチナの国づくりを積極的に支援していく旨を述べました。
- これに対し、アガベキヤン長官から、中東情勢に関する日本の原則に基づく立場及びパレスチナに寄り添った長年の支援に対する謝意が述べられるともに、パレスチナ情勢やPA改革の現状につき説明がありました。
- 両者は、中東和平プロセスの前進と「二国家解決」の実現に向けて協力していくことで一致しました。