報道発表
日・タンザニア外相会談
令和7年8月21日


8月21日、午後0時05分から約30分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中の、マフムド・タビト・コンボ・タンザニア連合共和国外務・東アフリカ協力大臣(Hon. Mahmoud Thabit Kombo, Minister of Foreign Affairs and East African Cooperation of of the United Republic of Tanzania)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、高い経済的潜在力を有し、日本企業にとって東アフリカ進出のゲートウェーであるタンザニアとの関係を幅広い分野で一層強化したい旨を述べました。これに対し、コンボ外相は、これまでの日本による支援への高い評価とともに、TICADのタンザニアにとっての重要性に言及しつつ、二国間関係及び国際場裏での協力を一層強化していきたい旨を述べました。
- 岩屋大臣から、建設分野の人材育成に関する協力覚書の署名を歓迎しつつ、タンザニアが重視する人材育成や農業振興に貢献していきたい旨を述べました。また、岩屋大臣から、タンザニアに進出する日本企業が直面する課題に言及しつつ、公平で透明性ある経済環境の実現に向けた協力を要請しました。これに対し、コンボ外相は、タンザニアが進める経済環境整備について説明するとともに、新技術や鉱物・農業の分野を含め、日本企業のタンザニアへの一層の投資促進を期待する旨を述べました。
- また、両外相は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題についても意見交換し、緊密に連携して対応していくことで一致しました。