報道発表
パレスチナに対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換
令和7年8月21日
8月20日(現地時間同日)、パレスチナのラマッラにおいて、我が方、荒池克彦パレスチナ関係担当大使兼対パレスチナ日本政府代表事務所長と先方アントワーヌ・レナルド国連世界食糧計画(WFP)パレスチナ事務所代表(Mr. Antoine Renard, Representative and Country Director of the United Nations World Food Programme in Palestine)との間で、パレスチナに対するWFPを通じた食糧援助として、供与額5.00億円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。
- パレスチナでは、2023年(令和5年)10月7日のイスラエルとパレスチナ武装勢力間の衝突発生以降、特にガザ地区の全人口が食料危機に直面しており、食糧支援が急務となっています。
- 今回の協力は、パレスチナ自治政府の要請を踏まえ、パレスチナの食料安全保障を改善することを目的として、WFPとの連携の下、食糧援助を実施するものであり、同地域の人間の安全保障に基づく民生の安定と向上の実現に寄与することが期待されます。
(参考)パレスチナ基礎データ
パレスチナの面積は約6,020平方キロメートル(西岸地区は三重県と同程度)、人口は約548万人(2023年、パレスチナ中央統計局)、人口一人当たりの国民総生産(GDP)は約3,396米ドル(2023年、IMF推定)。