報道発表
日韓外相会談及びワーキング・ディナー
令和7年7月29日


7月29日、午後5時30分から、岩屋毅外務大臣は、訪日中の趙顕(チョ・ヒョン)韓国外交部長官との間で会談(約50分間)及びワーキング・ディナー(約70分間)を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、趙長官就任後最初の外国訪問としての訪日を歓迎する旨述べ、両外相は、韓国の新政権発足以降、ハイレベルを含め、日韓両政府間で緊密な意思疎通が行われていることを評価しました。その上で、現下の戦略環境における日韓関係、日米韓連携の重要性について認識を改めて共有するとともに、日韓関係を安定的に発展させ、更に前に進めていくことで一致しました。また、両外相は、日韓国交正常化60周年について、多数の記念事業が行われるなど良い形で両国国民間の交流が進んでいることを歓迎しました。
- 両外相は、地域情勢についても率直な意見交換を行いました。両外相は、北朝鮮による核・ミサイル開発、露朝間の軍事協力の進展、及び核・ミサイル計画の資金源となる暗号資産の窃取を含む悪意あるサイバー活動に対して、深刻な懸念を共有し、引き続き日韓、日米韓で緊密に連携して対応していくことで一致しました。また、岩屋大臣から、拉致問題の即時解決に向けた韓国政府の一貫した支持に謝意を表明しました。
- 両外相は、引き続き外相間を含め、両政府間で諸問題について緊密に意思疎通していくことを確認しました。