報道発表

南スーダン国際平和協力業務実施計画の変更

令和7年6月13日

 6月13日の閣議において、国際の平和と安全への関与の継続の意義等を踏まえ、我が国の南スーダン国際平和協力業務実施計画を変更し、派遣期間を延長すること等が決定されました。

  1. 我が国は、平成23年11月から、国際連合南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に司令部要員として自衛官を派遣しています。現在、4名の司令部要員が、首都ジュバのUNMISS司令部において、兵站、情報、施設、航空運用の各業務に関する企画・調整等を実施しています。
     昨年(令和6年)5月から追加派遣していた副参謀長(人事・訓練・評価担当)及び同補佐官は、国連事務局の方針として派遣国を原則1年毎に選考により交代させるポストであるため、1年の任務を終えて帰国しました。  さらに、情報幕僚の業務として、従来からあったデータベースの保守管理業務に加えて、情報の分析の業務を追加することとしました。
     UNMISSの活動期間については、国連安全保障理事会において、本年4月30日に、活動期間を同年5月9日まで延長する安保理決議第2778号が採択され、同月8日には、来年(令和8年)4月30日まで延長する安保理決議第2779号が採択されました。
     UNMISSは、現在、我が国が要員を派遣する唯一の国連PKOであり、司令部要員の派遣は、南スーダンの和平プロセスの進展を国際社会と共に支援するものです。国連への緊密な関与の継続や、周辺アフリカ諸国等との連携、人材育成の機会の確保等の観点から、引き続き我が国の要員派遣は重要です。
  2. 主な変更内容は以下のとおりです。
    1. 派遣期間の延長
      ・現行の派遣期間:令和7年6月30日まで
      ・延長後の派遣期間:令和8年6月30日まで
    2. 派遣要員の人数変更及び派遣要員の業務内容の追加修正

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