報道発表
日・パキスタン外相電話会談
令和7年5月9日
5月9日、午後4時00分から約35分間、岩屋毅外務大臣はムハンマド・イスハーク・ダール・パキスタン・イスラム共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Muhammad Ishaq Dar, Deputy Prime Minister and Minister for Foreign Affairs of the Islamic Republic of Pakistan)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ダール副首相兼外相から、今回の事態についてのパキスタン側の立場について説明がありました。
- これに対し岩屋大臣から、まず、テロはいかなる理由によっても正当化できず、あらゆる形態のテロ行為を断固として非難する、また、カシミールで発生したテロ事件についても、公正な調査と犯罪者の処罰が重要である旨伝えました。
- そして、岩屋大臣から、今回の一連の事態によりパキスタン・インド双方において民間人に犠牲者が出ることは大変痛ましい旨述べつつ、これが今後更なる報復の応酬を招き、エスカレートすることを強く懸念している旨述べました。その上で、南アジアの平和と安定のため、パキスタン及びインド双方が自制し、対話を通じて事態を安定化させることを求めました。