報道発表
カンボジア王国に対する無償資金協力「経済社会開発計画(教育用ICT機材)」に関する書簡の署名・交換
令和7年2月27日
2月27日(現地時間同日)、カンボジア王国の首都プノンペンにおいて、植野篤志駐カンボジア王国日本国特命全権大使と、プラック・ソコン・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣(H.E.Mr. Prak Sokhonn, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Kingdom of Cambodia)との間で、教育用ICT機材を供与するための4億400万円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。
- カンボジア政府は、デジタルインフラの構築及び発展に貢献できる人材を育成するために、2021年(令和3年)4月に公共事業運輸大学を開校しましたが、実習用機材が限られており、座学形式の授業が主であるため、十分な能力強化に至っておりません。
- 本計画は、カンボジア政府に対し、日本企業製品の教育用ICT機材を供与することにより、公共事業実施に係る人材を育成する公共事業運輸大学におけるデジタル教育の強化を図り、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。
- 日本政府は、カンボジアの持続的発展と社会的価値の共創に向けた「3つの新たな協力アプローチ」を昨年7月に打ち出しました。本協力は、その一つである「発展段階に応じた社会基盤整備」の一環であり、またカンボジア政府とともに進めているデジタル経済社会の発展に資するオファー型協力の一部を構成するものです。
(参考)カンボジア王国基礎データ
カンボジア王国は面積18万1,035平方キロメートル(日本の約0.48倍)を有し、人口約1,694万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,810米ドル(2023年、世界銀行)。