報道発表
ALPS処理水の海洋放出に関する国際原子力機関の枠組みの下での追加的モニタリングの実施(結果)
令和7年2月21日
2月19日から21日にかけて、国際原子力機関(IAEA)の枠組みの下での追加的モニタリングの一環として、IAEA関係者及び第三国分析機関関係者が来日し、試料の採取等を実施しました。
- 今回の追加的モニタリングは、昨年9月に我が国とIAEAとの間で、IAEAの枠組みの下で追加的モニタリングを実施することで一致したことを受けて、昨年10月に続き、実施したものです。
- 2月19日、東京電力福島第一原子力発電所近傍において、IAEA関係者及び韓国、スイス、中国の分析機関関係者による、海水の採水が行われ、外務省賓客として訪日中であったグロッシーIAEA事務局長が採水を統括しました。
- 2月20日には、福島県の漁港において、IAEA関係者及び上記分析機関関係者が、水揚げされた水産物の選定を行いました。
- 2月21日には、東京電力福島第一原子力発電所構内において、IAEA関係者及び韓国、スイス、中国、フランスの分析機関関係者により、測定・確認用タンクから希釈前のALPS処理水の採水が行われました。
- 日本政府は、今後ともIAEAと連携し、国際社会に対して透明性高く情報提供を行っていくとともに、ALPS処理水の海洋放出の安全性について、国内外の一層の理解を醸成していくことに努めます。
(参考)測定・確認用タンク
東京電力福島第一原子力発電所構内の貯蔵タンク等からALPS処理水を受け入れ、ALPS処理水の希釈・放出前の分析に当たって代表的な分析試料を採取するための循環・攪拌を行うタンク。