報道発表
グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長の訪日
令和7年2月4日
2月18日から20日まで、ラファエル・マリアーノ・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長(H.E. Mr. Rafael Mariano Grossi, Director General of the International Atomic Energy Agency)は、外務省賓客として訪日する予定です。
- 我が国は、原子力の平和的利用と核不拡散の分野の国際的権威であるIAEAの取組を重視しています。グロッシー事務局長の今次訪日の機会に、岩屋毅外務大臣を始めとする日本政府関係者との会談等を通じて、国内外における様々な課題をめぐる日本とIAEAの協力を一層推進していきます。
- グロッシー事務局長は、滞在中、福島県の東京電力福島第一原子力発電所及び除去土壌等の中間貯蔵施設を訪問するほか、新潟県の東京電力柏崎刈羽原子力発電所を訪問します。福島県では、同事務局長の統括の下、ALPS処理水の海洋放出に関する追加的モニタリングが実施される予定です。
(参考1)国際原子力機関(IAEA)概要
IAEAは、原子力の平和的利用の推進及び原子力の核兵器への転用防止のための保障。
措置の実施を任務として1957年7月に設立された国際機関。加盟国は180か国(2024年11月時点)。
(参考2)グロッシーIAEA事務局長(略歴)
1985年~ | アルゼンチン外務省入省 |
2002年~2007年 | 化学兵器禁止機関(OPCW)官房長 |
2010年~2013年 | IAEA事務局長政策担当補佐官兼官房長 |
2013年~2019年 | 駐オーストリア・アルゼンチン大使 兼在ウィーン代表部アルゼンチン大使 |
2014年~2015年 | 原子力供給グループ(NSG)議長 |
2019年12月~ | IAEA事務局長 |
(参考3)ALPS処理水の海洋放出に関する追加的モニタリング
昨年9月、我が国とIAEAとの間で、IAEAの枠組みの下で追加的モニタリングを実施することについて一致したもの。今回、昨年10月に続き、追加的モニタリングを実施予定。