報道発表

カンボジア王国に対する無償資金協力「経済社会開発計画(国土管理の推進に向けた地理空間のデータ・プラットフォーム構築機材)」に関する書簡の署名・交換

令和6年12月26日

 12月26日(現地時間同日)、カンボジア王国の首都プノンペンにおいて、植野篤志駐カンボジア王国日本国特命全権大使と、プラック・ソコン・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣(H.E.Mr. Prak Sokhonn, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Kingdom of Cambodia)との間で、国土管理の推進に向けた地理空間のデータ・プラットフォーム構築機材を供与するための10億200万円を限度とする無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. カンボジアは、近年急速な都市化に伴い、都市計画の策定を進める必要がありますが、計画の策定に必要である国土管理に係る基礎データ、またそれらを組織横断的に統合管理するシステムの整備が遅れており、都市計画の策定能力強化に向けたシステム構築が急務となっています。
  2. 本計画は、カンボジア政府に対して国土管理データとそれを統合管理するための機材及びプラットフォームを供与し、同国の都市計画の策定能力の向上を図ることにより、同国の経済・社会の安全な発展に寄与することが期待されます。
  3. 日本政府は、カンボジアの持続的発展と社会的価値の共創に向けた「3つの新たな協力アプローチ」を本年7月に打ち出しました。本協力は、その一つである「発展段階に応じた社会基盤整備」の一環であり、カンボジアにおけるデジタル経済社会の発展に資するものです。
(参考)カンボジア王国基礎データ

 カンボジア王国は面積18万1,035平方キロメートル(日本の約0.48倍)を有し、人口約1,694万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,810米ドル(2023年、世界銀行)。


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