報道発表

日・トリニダード・トバゴ外相会談

令和6年12月14日
トリニダード・トバゴ外相と握手する岩屋外務大臣
会談する両外相

 12月14日、午後7時55分から約40分間、岩屋毅外務大臣は、第8回日・カリコム外相会合に出席するため訪日中のエイムリー・ブラウン・トリニダード・トバゴ共和国外務・カリコム担当大臣(Hon. Amery Browne, Minister of Foreign and CARICOM affairs of the Republic of Trinidad and Tobago)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、本日開催した第8回日・カリコム外相会合の機会におけるブラウン大臣の訪日を歓迎する、本年の外交関係樹立60周年を契機にトリニダード・トバゴとの関係が深化していることを嬉しく思う旨述べました。
  2. 岩屋大臣から、日本は対カリコム政策の3本柱に沿って、小島嶼開発途上国特有の脆弱性克服と持続的発展に向け、過去10年にわたり協力を積み重ねてきた旨述べました。また、日本は、防災体制整備を目的として、カリブ災害危機管理機関を通じ、約210万ドルの支援も実施している旨述べました。
  3. さらに、岩屋大臣から、中南米有数の天然ガス産出国であるトリニダード・トバゴへの民間投資の促進のために、現地日本企業への引き続きの支援をお願いしたい旨述べました。これに対し、ブラウン大臣は、日本からの協力への謝意と更なる協力、及び人的・文化交流への期待を表明するとともに、日本からの投資の促進に向けて連携していきたい旨述べました。
  4. 両大臣は、日・カリコム関係及び日・トリニダード・トバゴ二国間関係の一層の強化を確認するとともに、二国間だけでなく、国連や核軍縮・不拡散等、国際場裡で協力を深化させるためには、対話を積み重ね、関係を強化していくことが重要との認識を共有しました。
(参考)トリニダード・トバゴ共和国基礎データ

 トリニダード・トバゴ共和国は、面積約5,100平方キロメートル(千葉県よりやや大きい大きさ)。人口約150万人(2022年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は約1万5千米ドル(2022年、世界銀行)。


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