報道発表

藤井外務副大臣のエジプト訪問(結果)

令和6年12月3日

 12月2日から4日早朝にかけて、藤井比早之外務副大臣はエジプトを訪問したところ、3日の概要は以下のとおりです。

1 エジプト日本学校(EJS)視察及びアブデルラティーフ教育・技術教育大臣等との意見交換

藤井副大臣と学校関係者および児童との記念撮影
児童と笑顔で言葉を交わす藤井副大臣の様子

 3日、藤井副大臣は、ムハンマド・アブデルラティーフ教育・技術教育大臣(Dr. Mohammed Abudel Latif)等の案内で、エジプト国内で日本の基準に沿った学校設備と日本式教育「特活」を採用している55校のEJSの一つを視察しました。
 藤井副大臣は、児童から日本語で歓迎の言葉を受けた後、協調性を育む砂場での活動、保湿液やコスメティックを制作する化学授業、教室清掃、学級会、発表会に向けたダンスの練習など、児童がいきいきと活動する様子を見て回りました。青年海外協力隊隊員が活動していた同校では、日本の文化、衣装や食べ物などに親しむ機会であるジャパンデー、習字や日本の絵などの展示、日本式の水道設備における節水や手の洗い方表示等、日本を知る取り組みが随所に見られます。
 アブデルラティーフ教育・技術教育大臣等は、エルシーシ大統領の強力なイニシアティブの下、日本式教育導入が進んでおり、エジプト国内に更に広げていきたいと述べ、これに対し、藤井副大臣から、エジプトで学校清掃などの日本ならではの活動をしっかりと取り入れているEJSについて称賛と激励を伝達しました。

教室で活動する児童の様子

2 ダール・アルシファー病院視察及びニーマ世界保健機関(WHO)エジプト事務所代表等との意見交換

藤井副大臣と病院関係者との記念撮影
病院を視察する藤井副大臣の様子

 3日、藤井副大臣は、ニーマWHOエジプト事務所代表等の案内で、カイロ近郊のダール・アルシファー病院を視察しました。同病院は、医療サービスの質の向上を図るため国際協力機構(JICA)の技術協力を通じて5S-KAIZEN-TQMを導入し、日本がWHOを通じて、医療資機材の供与、医療従事者に対する緊急事態対応に備えた研修等を支援しています。
 また、同病院をはじめ、政府の指定を受けた病院は、ガザ地区からの重傷病者の受け入れ・治療を行っており、藤井副大臣は現在入院中のガザからの患者2名をお見舞いし、エジプトで安心して治療を受けて一日も早く快復することを祈念しました。

ガザからの患者をお見舞いする藤井副大臣の様子

3 日本企業関係者との意見交換

 3日、藤井副大臣は、エジプトに進出する日本企業関係者と意見交換を行い、エジプトにおける再生可能エネルギー、及び製造業のポテンシャルや現下直面する課題等について聴取すると共に、二国間経済関係の更なる発展のための方途につき議論しました。


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