報道発表
藤井外務副大臣のウクライナ情勢に関する国連安保理閣僚級会合出席
令和6年11月19日
11月19日早朝(現地時間11月18日午後)、ニューヨークを訪問中の藤井比早之外務副大臣は、11月に安保理議長を務める英国が主催したウクライナ情勢に関する安保理閣僚級会合に出席し、我が国政府を代表してステートメントを実施しました。
- 藤井副大臣は、ステートメントの中で、ロシアによるウクライナ侵略開始から1,000日間、国を守るために戦ってきたウクライナの人々に深い敬意と揺るぎない連帯を表明するとともに、ロシアによる違法な侵略、人権侵害や虐待及び民間インフラへの攻撃を最も強い言葉で非難しました。
- また、北朝鮮兵士がロシアに派遣され、ウクライナと戦闘状態にあることを指摘し、侵略戦争へのこうした関与は、国連憲章を含む国際法違反であり、北朝鮮による侵略への直接的な支援は、欧州及びインド太平洋の平和と安全に深刻な影響を与える可能性があるとして、「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という点を述べつつ、露朝間の違法な軍事協力を最も強い言葉で非難しました。
- さらに、法の支配に基づく国際秩序を堅持し、国際法違反を容認してはならないと述べ、我が国として、国連憲章の目的と原則に基づくウクライナにおける包括的、公正かつ永続的な平和を実現するため、ウクライナや国際社会と共に、外交努力を継続する旨強調しました。
- 最後に、我が国がこれまでに対ウクライナ支援として、人道支援、復旧・復興、財政の分野において、支援を着実に実施してきていることに触れつつ、対ウクライナ支援のため長期的な努力を続けることを約束した上で、世界中のどこであれ、力による一方的な現状変更の試みを許してはならないことを強調し、平和と正義が実現するまで、断固としてウクライナと共にある旨述べました。