報道発表
日・イスラエル外相電話会談
令和6年10月9日
10月9日、午後7時から約40分間、岩屋毅外務大臣は、イスラエル・カッツ外務大臣(H.E. Mr. Israel KATZ, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、今般のイランによるイスラエルに対する攻撃を含む中東情勢の悪化について、我が国として深く懸念し、このようなエスカレーションを強く非難している旨述べました。また、外交的解決のためにイスラエルとヒズボッラーの間の即時停戦が重要である旨述べました。その上で、事態の更なるエスカレーションは、地域や国際社会全体の利益にならず、これ以上地域における緊張を高めることがないようあらゆる外交努力がなされるべきである旨強調し、イスラエルに対し自制を強く求めました。そして、邦人保護への協力を要請しました。
- また、ガザ情勢について、岩屋大臣から、人質の解放と人道状況の改善につながるよう、停戦の実現及び事態の早期沈静化の必要性を強調しました。そして、ガザ地区における危機的な人道状況を深く憂慮している旨述べ、人道支援活動の強化に向けた最大限の協力を求めました。
- これに対し、カッツ大臣からは、岩屋大臣の就任に対して祝辞が述べられるとともに、イスラエル側の立場及び取組について説明があり、また、在留邦人の保護に協力するとの発言がありました。
- 両外相は、日・イスラエル間で、引き続き、意思疎通を継続していくことで一致しました。