報道発表

日・ヨルダン外相電話会談

令和6年10月3日

 10月3日午後5時20分から約30分間、岩屋毅外務大臣はアイマン・サファディ・ヨルダン・ハシェミット王国副首相兼外務・移民大臣(H.E. Mr. Ayman Al Safadi, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and Expatriates of the Hashemite Kingdom of Jordan)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋外務大臣から、現下の中東情勢を重大な関心と懸念をもって注視している旨述べた上で、今般のイランによるイスラエルに対する攻撃を含む情勢の悪化について、中東地域における全面戦争に拡大することを深刻に懸念し、このようなエスカレーションを強く非難する旨述べました。また、レバノン情勢に関し、イスラエル軍による地上作戦に深刻な懸念を表明し、イスラエルとヒズボッラーとの間の即時停戦が必要である旨述べました。また、情勢の変化を受けて、邦人保護における協力を要請しました。
  2. サファディ大臣からは、岩屋大臣の就任に対して祝辞が述べられるとともに、中東情勢は極めて緊迫しており、緊密で強力なパートナーである日本との協力を重視しており、岩屋大臣の情勢認識を共有するとした上で、最新の現地情勢及びヨルダンの外交努力について説明がありました。また、邦人の安全確保に協力を惜しまない旨の発言がありました。
  3. その上で、両外相は、報復の連鎖を防ぐことが重要であり、全ての関係者に対して最大限の自制を求めていく重要性を確認し、事態の更なるエスカレーションを防ぐべく、引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。

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