報道発表

最近の南シナ海における緊張の高まりについて

令和6年8月27日
  1. 最近、南シナ海において、地域の緊張を高める行為が繰り返されていることに対し、深刻な懸念を表明するとともに、緊張の緩和を強く求めます。
  2. 南シナ海をめぐる問題は、地域の平和と安定に直結する国際社会の正当な関心事項であり、我が国は、航行及び上空飛行の自由の妨害を含む南シナ海における力による一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対するとともに、海上保安機関及び海上民兵の船舶並びに航空機の危険で威圧的な使用に断固反対しています。
  3. また、我が国は、一貫して比中仲裁判断に従い、南シナ海における紛争の平和的解決にコミットメントを示しているフィリピン政府の立場を高く評価しています。仲裁判断は最終的であり、紛争当事国を法的に拘束するもので、我が国は、当事国がこの判断に従うことにより、南シナ海における紛争の平和的解決につながることを強く期待します。
  4. 我が国は、これまで一貫して海における法の支配の貫徹を支持してきており、今後とも法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守るため、引き続き、ASEAN諸国や米国を始めとする国際社会と連携していきます。

報道発表へ戻る