報道発表

ウクライナ非常事態庁職員に対する地雷除去機運用研修の実施

令和6年8月21日
集合写真:国際協力機構(JICA)関係者及びウクライナ非常事態庁(SESU)職員
JICA関係職員から地雷除去機の運用と維持管理のための研修を受けるSESU職員

 ウクライナにおいて喫緊の課題である地雷対策支援の一環として、我が国は、本年7月下旬から8月にかけて、国際協力機構(JICA)を通じ、ウクライナ非常事態庁(SESU)職員を対象に、本年7月にウクライナに供与した地雷除去機の運用と維持管理のための研修を実施しました。

  1. 本研修では、SESU職員が、日本で地雷除去機の基本操作や維持管理の知識習得に取り組んだ後、我が国が1990年代以来、機材供与や人材育成、研究開発等の支援を実施してきたカンボジア地雷対策センター(CMAC)による協力の下、カンボジアの現場で、より実践的なプログラムが行われました。
  2. 地雷除去機の供与から、SESU職員のキャパシティビルディングのための研修までを行う一連の支援は、カンボジアにおける地雷除去支援で蓄積した日本の知見を活かしながら、ウクライナにおける地雷・不発弾対策に対する包括支援を目指すものです。我が国は、「日・カンボジア地雷イニシアティブ」の下、ウクライナに対する地雷対策支援において、カンボジアと連携した三角協力を推進していく考えです。
  3. 我が国は、引き続き、G7を始めとする国際社会と連携しながら、国難に直面するウクライナの人々に寄り添った支援を実施していきます。

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