報道発表
辻󠄀外務副大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合等への出席 (結果概要)
令和6年6月6日
6月6日(現地時間同日)、シンガポール共和国において、インド太平洋経済枠組み(IPEF)の閣僚級会合及び投資家フォーラムが開催され、我が国から齋藤健経済産業大臣及び辻󠄀清人外務副大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。
- 本閣僚級会合及び投資家フォーラムには、我が国のほか、米国、オーストラリア、ブルネイ・ダルサラーム国、フィジー共和国、インド、インドネシア共和国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン共和国、韓国、シンガポール共和国、タイ王国及びベトナム社会主義共和国の代表が出席しました。
- 今次閣僚級会合においては、昨年11月に米国サンフランシスコにおいて交渉の実質妥結に至ったIPEFクリーン経済協定、IPEF公正な経済協定及びIPEF協定の署名式が行われました。また、これらの協定に加えて、本年2月に発効したIPEFサプライチェーン協定の実施に関する現状や今後の取組等について議論しました。辻󠄀副大臣からは、今般の各協定の署名を歓迎しつつ、これらの協定の早期発効に向けて協力していきたい旨を述べるとともに、IPEFの下で公正な経済を促進するべく協力を強化していきたい旨強調し、各協定のそれぞれの分野における日本の取組等を紹介しました。また、同会合に際して、プレスステートメントが発出されました。
- また、持続可能なインフラや気候変動に係る技術への投資を呼び込むため、民間企業や機関投資家のビジネスマッチングを促進することを目的とした投資家フォーラムが開催され、IPEFパートナー国の閣僚級のほか、公的融資関係者・政府機関、国際開発金融機関、機関投資家、民間企業関係者等が参加する中、インド太平洋地域のクリーン経済に関してパネルディスカッション等が行われました。
- さらに、辻󠄀副大臣は、シンガポール滞在中、米国、フィジー、インドネシア、ブルネイ及びニュージーランドの代表との間で二国間会談を行い、IPEFに加え、国際経済やインド太平洋地域における諸課題等について議論し、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
(参考1)日本以外の各国からの出席者
- ○米国:ジーナ・レモンド商務長官、ダグ・マケーリプ通商代表部首席農業交渉官
- 〇オーストラリア:ドン・ファレル貿易・観光大臣
- 〇ブルネイ:アミン・リュー首相府大臣兼第二財務経済大臣
- 〇フィジー:マノア・カミカミザ副首相兼対外貿易・企業・中小企業大臣
- 〇インド:スニル・バースワル商工省商務局次官、ラジェジュ・アグラワル商工省商務局次官補
- 〇インドネシア:アイルランガ・ハルタルト経済担当調整大臣
- 〇マレーシア:ザフルル・アジズ投資貿易産業大臣
- 〇ニュージーランド:トッド・マックレイ貿易大臣兼農業大臣兼林業大臣兼狩猟・漁業大臣、サイモン・ワッツ気候変動大臣兼歳入担当大臣
- 〇フィリピン:アルフレド・パスクアル貿易産業大臣
- 〇韓国:鄭仁敎(チョン・インギョ)産業通商資源部通商交渉本部長
- 〇シンガポール:ガン・キムヨン副首相兼貿易産業大臣
- 〇タイ:マーリット・サギアムポン外務大臣
- 〇ベトナム:グエン・ホン・ジエン商工大臣