報道発表
北朝鮮に関する米韓特別代表代行との意見交換
令和6年5月9日
5月9日、鯰博行アジア大洋州局長は、東京において、ジュン・パク米国国務省高級北朝鮮問題担当者(特別代表代行)及び李埈一(イ・ジュンイル)韓国外交部北朝鮮核外交企画団長(特別代表代行)との間で北朝鮮に関する意見交換を実施しました。
- 三者は、北朝鮮による弾道ミサイル等の発射は、関連する国連安保理決議に違反するものであるとともに、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。また、露朝間での武器等の移転についても深刻な懸念を共有しました。その上で、現下の北朝鮮情勢について率直な意見交換を行い、今後の対応についてすり合わせを行いました。
- また、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む抑止力・対処力の強化、安保理における対応や同志国との協力を含む国際連携等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携していくことを再確認しました。
- さらに、鯰局長から、パク高級北朝鮮問題担当者及び李北朝鮮核外交企画団長に対し、拉致問題の即時解決に向けた両国からの一貫した支援に謝意を伝えるとともに、拉致問題を含む北朝鮮の人権問題への対応について改めて連携を確認しました。