報道発表
柘植外務副大臣とスカウ国連世界食糧計画(WFP)副事務局長との会談
令和6年3月15日
3月15日、午前11時15分から約30分間、柘植芳文外務副大臣は、訪日中のカール・スカウ国連世界食糧計画(WFP)副事務局長(Mr. Carl Skau, Deputy Executive Director of the UN World Food Programme)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、柘植副大臣から、紛争や気候変動、自然災害等により、食料危機が深刻化する中、WFPの役割の重要性はますます高まっていると認識している旨述べつつ、能登半島地震の被害に対するWFPからの温かいメッセージへの謝意を述べました。これに対し、スカウ副事務局長から、改めて能登半島地震で人命が失われたことに哀悼の意を表する旨述べた上で、世界の食料安全保障の改善に資する日本からの継続的な支援に対する謝意を述べつつ、WFPの最近の取組につき説明がありました。
- 両者は、ミャンマーやガザ等の人道状況についても意見交換し、国際社会が協力して対応していく必要性を確認しました。また、柘植副大臣から、WFPを通じた支援を通じて、食料不安に直面する脆弱な人々の生命・健康を守っていきたい旨述べました。
- 両者は、WFPにおける邦人職員の活躍や来年のTICAD9に向けた協力等に関しても率直な意見交換を行い、2030年までの世界の飢餓の撲滅という目標に向けて、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。