報道発表

ガザ市民のための国際人道会合フォローアップ会合における上川外務大臣ビデオメッセージ

令和5年12月7日

 12月6日(現地時間同日)、ガザ市民のための国際人道会合フォローアップ会合が、フランス政府主催でオンラインで開催されました。

  1. 同会合の開催に際し、上川陽子外務大臣は、概要以下のビデオ・メッセージを送る形で参加しました。

    1. 日本は、戦闘休止、人質の解放及び人道支援物資のガザ地区への搬入増大がなされたことは、事態の沈静化に繋がるものとして歓迎していました。しかしながら、今般、戦闘が再開されたことは残念です。危機的な人道状況の改善や事態の早期沈静化を実現するためには合意への復帰が重要です。日本としても外交努力を積極的に続けていきます。
    2. 11月29日、G7外相は、イスラエル及びガザ情勢に関する声明を発出しました。我々は、一般市民の保護及び国際法、特に国際人道法の遵守の重要性を強調し、支援の拡大を可能にし、全ての人質の解放を促進するため、必要に応じた将来の休止を支持します。
    3. 12月1日には11月に続く追加的な人道支援物資として、JICAを通じた医療物資がエルアリーシュ空港に到着しました。しかしながら、エジプト側にトラックの長蛇の列が生じていることを憂慮しています。ケレム・シャローム検問所の使用を含め、処理能力を高める必要があります。
    4. 約6,500万ドルの無償資金協力について今後遅滞なくディスバースを行いますが、各国にも可能な限りの早期ディスバースを期待します。
    5. 各国・国際機関と引き続き緊密に連携し、人道アクセスを改善し、一刻も早く物資を届けるべく、最大限尽力していきます。
  2. 今回の会議には、フランスのカトリーヌ・コロンナ欧州・外務大臣(H.E. Ms. Catherine COLONNA, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)が議長を務め、EU加盟国、G7各国等や、国際機関等の代表が出席しました。
(参考)別添

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