報道発表

モンゴル国に対する無償資金協力2件に関する書簡の交換

令和6年10月3日

 10月3日(現地時間同日)、モンゴル国の首都ウランバートルにおいて、井川原賢駐モンゴル国日本国特命全権大使と先方、ボルド・ジャブフラン・モンゴル国大蔵大臣(H.E. Mr. Bold JAVKHLAN, Minister of Finance of Mongolia)との間で、15億6,000万円を限度とする無償資金協力「鉄道輸送向上計画」、及び9,750万円を限度とする一般文化無償資金協力「チンギスハーン国立博物館における教育機材整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. 無償資金協力「鉄道輸送向上計画」
     内陸国であるモンゴルにおいては、陸路物流の改善・効率化が喫緊の課題となっています。本協力は、南部国境地帯に位置する、モンゴルの物流の要衝であるザミンウードの鉄道貨物積替施設の機能強化及びそれに要する機材供与を行うとともに、ザミンウードから首都ウランバートルまでの鉄道網において事故のリスクが高い急カーブ区間の線路の改修を行うことにより、鉄道による物流の円滑化及び安全性の向上を図り、もってモンゴルの経済成長基盤の向上に寄与するものです。
  2. 一般文化無償資金協力「チンギスハーン国立博物館における教育機材整備計画」
     本協力は、チンギスハーン国立博物館に対し、地方居住者を対象とした遠隔教育や障害者を対象としたインクルーシブ教育に用いる機材・設備等を整備するものです。これにより、文化遺産の展示技術の強化及び教育機会の拡充と教育の質の向上を図り、もってモンゴルの人材育成に寄与することが期待されます。
(参考)モンゴル国基礎データ

 モンゴル国は、面積約156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍)、人口約350万人(2023年、モンゴル国家統計局)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は4,950米ドル(2023年、世界銀行)。


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