報道発表
国際緊急援助隊・医療チームの緊急医療チーム認証再取得
令和5年11月22日
11月17日、我が国の国際緊急援助隊(JDR: Japan Disaster Relief Team)医療チームは、緊急医療チーム(EMT: Emergency Medical Team)タイプ2の基準を満たすとしてWHOにより再認証されました。
- EMT認証制度は、災害時に提供される医療の質の担保を目的とし、各EMTの体制・能力の標準化を進め、また国際的な調整メカニズムを促進するものです。
- 今般、我が国の医療チームが再認証されたことにより、地震等の災害対応における今後の一層の活躍が期待されます。
(参考)WHOによる国際登録制度
- WHOは2015年から国際登録制度を導入。政府、NGO等の医療チームが国際登録されるためにはWHOによりEMT認証される必要がある(再認証は前回の認証取得後の5年後に受検)。
(注)EMTとは、緊急事態や災害の影響を受けた被災者を治療する医師、看護師、救急救命士等を含む医療専門家のグループとして定義され、それらは、政府、NGO等からなる。 - 我が国のJDR医療チームは、2016年にタイプ1(野外診療所レベル)、タイプ2(野外病院レベル)並びに透析及び手術の能力を有するEMTとして世界で4番目に国際登録された。今次再認証により新たに5年間国際登録されることとなる。
- 我が国のJDRは、1987年に制定された国際緊急援助隊の派遣に関する法律に基づき、これまで50か国・地域に延べ168回の派遣実績がある。