報道発表

マルワラ国際連合大学学長による上川外務大臣表敬

令和5年11月21日
チリツィ・マルワラ国際連合大学学長と握手をする上川外務大臣
上川外務大臣とチリツィ・マルワラ国際連合大学学長の会談の様子

 11月21日、午後6時40分から約25分間、上川陽子外務大臣は、チリツィ・マルワラ国際連合大学学長(Prof. Tshilidzi Marwala, Rector of the United Nations University)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上川大臣から、国際社会の分断が進み、直面する問題が複雑化する中、グローバルな諸課題に創造的にアプローチする国連大学の役割がより一層重要となっている、日本に本部を置く唯一の国連機関である国連大学との関係強化を重視している旨述べました。
  2. マルワラ学長から、日本による支援に謝意を表するとともに、国連大学と日本の一層の協力強化に取り組んでいきたい旨述べました。上川大臣からは、国連大学が若年層へのアウトリーチ等に取り組んでいることを歓迎する旨述べました。
  3. 双方は、「人間の尊厳」が守られる形での、人間中心の国際協力の推進や女性・平和・安全保障(WPS)の推進といったグローバルな諸課題への対応を始め、国連大学との連携を一層深めていくことで一致しました。
(参考1)国際連合大学について

 国際連合大学は、日本に本部を置く唯一の国連機関であり、世界12カ国に13の研究所やプログラムを持つ。国連と国連加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題または地域に関係のあるテーマに重点を置いた研究を行っている。2010年には大学院学位プログラムを開設。国連機関等で活躍する人材の輩出を目指している。

(参考2)チリツィ・マルワラ学長の略歴

 1971年生まれ(52歳)。南アフリカ人。ケンブリッジ大学にて人工知能及び工学の博士号を取得。2018年1月から2023年2月までヨハネスブルグ大学の副学長を務める。


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