報道発表

村田・国境なき医師団日本事務局長による堀井外務副大臣表敬

令和5年11月8日
村田MSF日本事務局長から、イスラエル・パレスチナ情勢関連で集めた署名を受け取る堀井外務副大臣
村田MSF日本事務局長と懇談する堀井外務副大臣

 11月8日、午後5時から約15分間、堀井巌外務副大臣は、村田慎二郎・国境なき医師団(MSF)日本事務局長の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、村田事務局長より堀井副大臣に対し、MSF日本が、イスラエル・パレスチナ情勢に関して集めた署名が手渡されました。
  2. 続いて堀井副大臣より、ガザ地区の状況は深刻化の一途をたどっており、一般市民が被害に遭っていることに大変心を痛めていると述べました。その上で、堀井副大臣から、11月2日から5日まで実施された上川大臣のイスラエル、パレスチナ及びヨルダン訪問や、11月7日より東京で開催されているG7外相会合について説明した上で、引き続き、刻一刻と動く現地情勢を踏まえ、関係国・国際機関等との間で意思疎通を行い、事態の早期沈静化や、人道状況の改善等に向けた外交努力を粘り強く積極的に続けていく旨、説明しました。
  3. これに対し村田事務局長より、11月1日に、ガザに派遣されていたMSFの邦人スタッフ3名が、ラファハ検問所から退避したことに関し、日本政府の支援に謝意が表明されるとともに、ガザ地区の人道状況改善のため、今後とも外交的努力を続けてほしい旨の発言がありました。
(参考)国境なき医師団

 非営利、国際的な民間の医療・人道援助団体(NGO)。1971年に仏で設立。危機に瀕した人々への緊急医療活動を主な目的とし、医師、看護師を始めとするスタッフが世界約70の国・地域で援助活動を実施。1999年にノーベル平和賞を受賞。


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