報道発表
辻󠄀外務副大臣と在京GCC各国大使とのワーキングランチ
令和5年10月17日
10月17日、辻󠄀清人外務副大臣は、駐日オマーン大使館において、モハメッド・サイード・ハリファ・アル・ブサイディ駐日オマーン大使(H.E. Dr. Mohammad Said Khalifa Al Busaidi, Ambassador Extraordinary of the Sultanate of Oman to Japan)が主催する在京GCC(湾岸協力理事会)各国大使等とのワーキングランチに参加したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、辻󠄀副大臣から、GCC諸国との関係強化は、我が国にとって極めて重要であり、本年9月に実施された日・GCC外相会合のフォローアップのためにも、GCC各国の大使が集う今回の会合に出席することは有意義であり、今後もこのような交流を通じて、更に幅広い分野でGCC諸国との関係を発展させたい旨述べました。
- また、辻󠄀副大臣から、パレスチナ・ガザ情勢の急激な悪化を踏まえ、事態の更なるエスカレーションを防ぐため、日本としても事態の沈静化に向けて様々な関係者と意思疎通している旨述べました。
- これに対し、在京GCC各国大使からは、政治、経済、文化、人的交流等、様々な分野で日・GCC間の更なる協力強化への期待が表明されるとともに、地域の安定のため引き続き緊密に意思疎通していくことで一致しました。
(参考)湾岸協力理事会(GCC)
1980年にアンマンで開催されたアラブ・サミットでのジャービル・クウェート首長(当時)の提案を受け、翌1981年にサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートによって設立。本部(事務局)はサウジアラビアの首都リヤドに所在。正式名称は、「Cooperation Council for the Arab States of the Gulf(アラビア語:Majlis Al-Ta’aawni li Duwali Al khalyiji Al-‘arabiya)」であるが、Gulf Cooperation Council (GCC) という略称が用いられることが多い。防衛・経済をはじめとするあらゆる分野における参加国間での調整、統合、連携を目的としている。