報道発表
藤井外務副大臣とバドル・アブデルアーティー・エジプト外務・移住・国外移住者大臣との会談
令和6年12月2日


12月3日午前2時30分(現地時間12月2日午後7時30分)、から約25分間、藤井比早之外務副大臣は、「ガザ人道的対処向上のためのカイロ閣僚級会合」に出席した機会にバドル・アブデルアーティー・エジプト外務・移住・国外移住者大臣(H.E. Dr. Badr Abdelatty, Minister of Foreign Affairs, Emigration and Expatriate Affairs of the Arab Republic of Egypt)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、アブデルアーティー外相から、教育、インフラ、文化等多岐にわたる分野における、日本による対エジプト経済協力への貢献を評価し、国内で人気の高いエジプト日本学校、エジプト人のみならず、日本とエジプトの共同奨学金によってアフリカ人学生も受け入れているエジプト日本科学技術大学は、エジプトの未来を築くものであると謝意が述べられました。
- 藤井副大臣から、日本式教育に対する高い評価に謝意を伝達するとともに、両国の大学間の協力や、科学技術分野での協力に期待する旨述べました。
- アブデルアーティー外相は、日本企業のエジプト進出に対する期待を示した上で、戦略的パートナーシップを踏まえ、一方的な支援者と受益者といった関係ではなく、双方に利益をもたらすようなビジネス関係を築いていきたいと述べました。
- 藤井副大臣から、ガザ情勢に関し、エジプトによる仲介努力、人道物資の搬入、重症患者の受け入れ等を高く評価している旨伝えました。そして、日本としてもエジプトの努力を支えるべく、医療資機材の供与や医療従事者に対する研修を行っており、中東地域の安定化の重要性を改めて確認しつつ、日本も貢献していきたい旨述べました。
- これに対し、アブデルアーティー外相から、日本の支援に対して謝意の表明がなされるとともに、パレスチナ及び周辺国の最新情勢について説明がありました。