報道発表
日・フィリピン外相電話会談
令和3年4月20日
4月20日、午後5時から約25分間、茂木敏充外務大臣は、テオドロ・ロクシン・フィリピン外務大臣(Hon. Teodoro L. Locsin Jr., Secretary of Foreign Affairs of the Republic of the Philippines)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 両大臣は、ミャンマー情勢について突っ込んだ意見交換を行いました。茂木大臣から、ASEANはミャンマー情勢において重要な役割を担っている旨述べ、ASEAN首脳会議の開催といった事態打開に向けた取組を強く支持しました。その上で、両大臣は、ミャンマー国民の流血が続く事態を直ちに止めるべきとの点で一致しました。茂木大臣からは、フィリピンの積極的な役割に期待を表明し、これに対して、ロクシン外相から、ASEAN首脳会議に向けたフィリピンの方針について説明がありました。両大臣は、暴力の停止、拘束者の解放、民主的政体の早期回復に向け引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- また、両大臣は、東シナ海・南シナ海における力による一方的な現状変更の試みに対する深刻な懸念を共有しました。その上で、茂木大臣から、中国海警船舶による尖閣諸島周辺の日本領海への侵入等について説明し、両大臣は、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持するため両国で緊密に連携していくことで一致しました。