報道発表
マーシャル諸島北部地域における干ばつ被害に対する緊急援助
平成25年5月17日
- 本17日,我が国政府は,マーシャル諸島共和国における干ばつ被害に対し,同国政府からの要請を受け,国際協力機構(JICA)を通じ,800万円相当の緊急援助物資(水及び食料)の供与を実施することを決定しました。
- マーシャル諸島の北部地域では,今年初めから雨がほとんど降っておらず,飲み水及び生活用水の不足,農作物への深刻な影響,不衛生な水の摂取に伴う疾病などが発生しています。4月19日に干ばつ緊急事態宣言が発出され,その後事態がさらに深刻化したことから,5月8日に災害事態宣言に引き上げられました。国連人道問題調整事務所(OCHA)(5月1日現在)によれば,被災地域の居住者は3,200人であり,米国国際開発庁(USAid)によれば,中程度の被害まで含めると,約5,000人が被災しているとしています。
- 我が国は,マーシャル諸島政府の要請を踏まえ,我が国とマーシャル諸島との友好関係にも鑑み,被災者に対する人道的支援のため,同国に対し緊急援助を行うこととしました。