報道発表

日・サウジアラビア外相電話会談

令和5年10月16日

 10月16日、午後9時5分から約15分間、上川陽子外務大臣は、パレスチナ・イスラエルを巡る情勢について、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード・サウジアラビア王国外務大臣(H.H. Prince Faisal bin Farhan Al-Saud, Minister of Foreign Affairs, the Kingdom of Saudi Arabia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上川大臣から、(1)パレスチナ・ガザ情勢を深刻な懸念を持って注視している、(2)今般のハマス等のパレスチナ武装勢力によるテロ攻撃について、特に罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐は、どのような理由であれ正当化しえず、これを断固として非難してきた、(3)極めて多くの罪のない一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めており、また人質となっている人々が、一刻も早く解放されることが重要である、(4)罪のない一般市民のための人道アクセス改善や食料、水、医療等を含む人道支援についても連携したい旨強調しました。
  2. これに対して、ファイサル大臣から、現地の情勢についての深刻な懸念を共有する旨発言があった上で、本件事案を受けたサウジアラビアの外交努力について説明がありました。
  3. さらに、上川大臣から、本件に関するサウジアラビアの外交努力を評価するとともに、日本としても、事態の沈静化に向けて様々な関係者と意思疎通している旨述べました。その上で、両大臣は、引き続き連携して事態の沈静化に取り組んでいくことやガザ地区での人道状況の改善に向けて協力していくことを確認しました。

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