報道発表
ワーリー国連薬物・犯罪事務所(UNODC)事務局長による林外務大臣表敬
令和5年7月6日
7月6日午前11時10分から約30分間、林芳正外務大臣は、G7司法大臣会合及び日・ASEAN特別法務大臣会合に参加するため訪日中のガーダ・ワーリーUNODC事務局長(Ms. Ghada Waly, Executive Director of the United Nations Office on Drugs and Crime)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、訪日に歓迎の意を表した上で、国際秩序の根本が大きく揺らぐ中、法の支配の促進を任務とするUNODCの役割は非常に重要である旨述べました。また、林大臣から、引き続き、サイバー犯罪や違法薬物取引を含む組織犯罪対策、テロ対策等の分野で協力していきたい旨述べました。これに対し、ワーリー事務局長からは、これまでのこれらの分野における日本のUNODCに対する支援に謝意が述べられました。
- 両者は、法の支配の推進や腐敗対策は、ウクライナの復旧・復興に不可欠な要素であり、引き続き連携して取り組んでいくことで一致しました。また、両者は、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けて連携していくことを確認しました。
- 両者は、引き続き国際社会における法の支配の確立に向けて緊密に連携して取り組んでいくことを確認しました。
(参考)国連薬物・犯罪事務所(UNODC)
1997年に「国連薬物統制計画」と「犯罪防止刑事司法計画」が統合され設立。本部 はウィーン。違法薬物及び犯罪に関する調査・分析、犯罪や麻薬関連条約の締結・実施と国内法整備支援、組織犯罪・テロ対策能力向上のための技術協力を実施。