報道発表
三ツ矢外務副大臣によるPIF加盟国・地域各国首席代表等への表敬(概要)
25日,三ツ矢憲生外務副大臣は,太平洋・島サミット第2回中間閣僚会合のために来日中の太平洋諸島フォーラム(PIF)加盟国・地域の首席代表等への表敬等を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 パト・パプアニューギニア外務移民大臣
パト外相から,島サミットプロセスにおける日本のリーダーシップを支持するとともに,PNGにとっての日本の重要性を強調しました。三ツ矢副大臣から投資環境の改善を要請したのに対し,パト外相からは,法制度改革等を通じ,治安問題を含む投資環境は改善されてきている旨発言がありました。
2 ムラー・マーシャル諸島外務大臣(共同議長)
三ツ矢副大臣より,ムラー外相が中間閣僚会合の共同議長を務めることへの謝意,本年の外交関係樹立25周年への祝意を述べ,漁業分野や遺骨収容にかかる協力を求めました。ムラー大臣からは,年内にマーシャルへの引渡しが完了する我が国ODAによる国内連絡船に対して謝意が述べられました。また,マーシャルが抱える気候変動問題や災害等について言及があり,両国は歴史的背景に基づく友好な二国間関係を今後さらに強化することを確認しました。
3 メイソン・豪外務政務次官
双方は,豪州新政権誕生直後に,首脳・外相レベルを含め日豪間で緊密な協議が行われていることを評価するともに,安全保障・防衛分野や経済関係のみならず,『新コロンボ計画』を含む人的交流分野での協力を強化すること,また,太平洋島嶼国を巡る協力を進めていくことで意見が一致しました。
4 クアルティ・パラオ国務大臣
三ツ矢副大臣より,第6回太平洋・島サミットで表明された「沖縄キズナ宣言」を着実に実施中であり,今後もパラオを含む太平洋島嶼国地域への支援に尽力していきたい旨述べ,クアルティ大臣より,城内総理特使のパラオ独立19周年記念式典出席への謝意が述べられ,来年のPIF議長国としての抱負や環境分野における協力への期待等が示されました。
5 ナタペイ・バヌアツ副首相
ナタペイ副首相から,太平洋島嶼国は気候変動問題が大きく,取り組むべき課題である旨の発言があり,バヌアツの経済発展に向け協力することで一致しました。
6 タランギ・ニウエ首相
ニウエ首相から,太平洋環境共同体(PEC)基金によるプロジェクトの成功を評価する一方で,自国が抱えるゴミ処理問題に対し,日本の協力を要請しました。三ツ矢副大臣から,引き続き太平洋島嶼国の繁栄と安定のために貢献していく旨述べました。
7 プナ・クック諸島首相
プナ首相から,我が国による草の根レベルの支援を評価する発言があり,人間の安全保障や地域の経済発展のために今後も協力していくことで意見が一致しました。