報道発表

1　10月26日，我が国は，東京の外務省飯倉公館において，太平洋・島サミットの第2回中間閣僚会合を開催します。

2　この会合には，太平洋諸島フォーラム（PIF）に加盟する15カ国と1地域から外務大臣等の閣僚級の関係者が出席します。我が国からは，岸田文雄外務大臣が出席し，PIFの議長国であるマーシャル諸島共和国のムラー外相とともに，共同議長を務めます。

3　我が国は，1997年から，太平洋・島サミットを3年に1度日本で開催し，地域の様々な問題につき率直な意見交換を行うことで，緊密な協力関係を構築してきています。中間閣僚会合は，2010年から，島サミットの会合と会合の中間に当たる年に開催しています。今回の会合では，（1）第6回島サミット（2012年5月開催）のフォローアップを行うとともに，（2）2015年に開催予定の第7回サミットの準備として，我が国と太平洋島嶼地域との関係強化に向けた中長期的な政策についても議論を行う予定です。

4　来日した各国参加者は，26日午後から27日にかけて仙台を訪問し，震災復興と地元経済の再建について地元から説明を受けるとともに,太平洋島嶼地域への投資に関心を有する企業関係者とも懇談する予定です。また,震災から観光客が戻りつつある松島を視察する予定です。

5　地域の戦略環境が大きく変化する中，今回の会合の開催により，「共に働く仲間の一員」として，日本と太平洋島嶼地域との具体的な協力関係が一層強化されることが期待されます。