報道発表

ブラウン米国統合参謀本部議長による上川外務大臣表敬

令和5年11月10日
正面を向き、握手を交わす、上川大臣とブラウン統合参謀本部議長の様子
テーブルに着き、意見交換を行う、上川大臣とブラウン統合参謀本部議長の様子

 11月10日、午後4時30分から約15分間、上川陽子外務大臣は、訪日中のチャールズ・ブラウン米国統合参謀本部議長(General Charles Q. Brown, Chairman of the Joint Chiefs of Staff of the United States)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川外務大臣から、ブラウン統合参謀本部議長の訪日を歓迎するとともに、太平洋空軍司令官を務めるなど、インド太平洋地域に精通する同議長の着任に対し祝辞を述べました。また、上川大臣から、日米同盟は、インド太平洋地域の平和、安全、繁栄の礎である旨述べるとともに、同盟の抑止力・対処力を一層強化していきたい旨述べました。
  2. また、ブラウン統合参謀本部議長から、日米同盟の重要性は、かつてないほど高まっており、日米両国のこれまでになく整合した戦略の下、連携を強化していきたい旨発言がありました。
  3. 双方は、北朝鮮による核・ミサイル活動の活発化、中国の力による一方的な現状変更やその試み、日本周辺での中露の軍事的な連携強化や露朝間の武器取引を含む、一層厳しさを増す地域の安全保障環境について深刻な懸念を共有し、引き続き連携していくことを確認しました。さらに双方は、同盟の抑止力・対処力強化に向けた日米間の安全保障・防衛協力について意見交換を行い、反撃能力の保有・運用に向けた協力、同盟調整の円滑化に関する議論の一層の強化に向けた協力などを継続していくことで一致しました。
  4. さらに、双方は、在日米軍の安定的駐留のためには、地元の理解と協力が不可欠であり、引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

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