報道発表
APECビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員による上川外務大臣表敬
令和5年10月23日
10月23日、午後5時00分から約20分間、上川陽子外務大臣は、APECビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ABAC日本委員を代表し、國分文也委員(丸紅株式会社取締役会長)から上川大臣に対し、ABACによる2023年「APEC首脳への提言書」が手交されました。続いて、國分委員、中曽宏委員(株式会社大和総研理事長)、鈴木純委員(帝人株式会社シニア・アドバイザー)より、環境の持続可能性の追求と気候変動への対応に向けた協力、規制の簡素化と市場参入、技術利用、資本入手の利便性向上による経済的機会の創出等、ビジネス界による提案について説明がありました。
- これに対し、上川大臣から、提言をとりまとめたABAC日本委員の貢献に謝意を表しつつ、APECは世界の成長エンジンであるアジア太平洋地域の重要な枠組みであり、その中で日本に期待されている役割が大きい旨述べました。また、提言書の内容はいずれも官民が一体となって取り組む必要があり、日本政府としてもABACとの緊密な連携を通じてアジア太平洋の更なる発展に貢献していきたい旨述べました。
(参考)APECビジネス諮問委員会(ABAC:APEC Business Advisory Council)
- ABACは、1995年に設立されたAPEC唯一の公式民間諮問団体。APEC参加国・地域の首脳から指名されたビジネス界の代表が委員として活動(国・地域ごとに最大3名)。
- ABACは、経済界として重視する課題をAPECへ助言することが期待されており、毎年のAPEC首脳会議に向けて提言を提出する他、首脳会議の際にAPEC首脳と直接対話を行う。
- 現在のABAC日本委員は以下のとおり(就任順)
- 中曽 宏 株式会社大和総研理事長
- 國分 文也 丸紅株式会社取締役会長
- 鈴木 純 帝人株式会社シニア・アドバイザー
- 今村 卓 丸紅株式会社執行役員、丸紅経済研究所長(代理委員)
- 坂口 利彦 帝人株式会社ミッション・エグゼクティブ(代理委員)