報道発表
デービッドソン米インド太平洋軍司令官による茂木外務大臣表敬
令和2年10月23日



10月23日、午後3時50分から20分間、茂木敏充外務大臣は、訪日中のフィリップ・デービッドソン米インド太平洋軍司令官(Admiral Philip S. Davidson, Commander, U.S. Indo-Pacific Command)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
1 冒頭、茂木大臣から、日米同盟はインド太平洋の平和、安全、繁栄の礎であり、日米同盟の対処力・抑止力を一層強化し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて足並みを揃えて協働していきたい旨述べました。これに対し、デービッドソン司令官から、日米同盟は地域の平和と安定の礎であり、コロナ禍においても地域の平和と安定のために日米で連携して対処していくことが重要である旨述べました。
2 双方は、日米安保・防衛協力や地域情勢について幅広く意見交換を行いました。双方は、東シナ海及び南シナ海において継続・強化される一方的な現状変更の試みに関し、深刻な懸念及び強い反対の意を表明するとともに、北朝鮮をめぐる最新の情勢について意見交換を行い、引き続き、「瀬取り」対策を含め、安保理決議の履行に向け、日米で緊密に連携していくことを確認しました。
3 双方は、日米同盟の抑止力を維持しつつ、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設及び在沖縄海兵隊のグアム移転を始めとする在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、茂木大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、安全な訓練実施、事件・事故での円滑な対応のために緊密に協力していくよう求めました。