報道発表

日豪外相電話会談

令和2年6月5日

 6月5日午後1時35分から約30分間,茂木敏充外務大臣は,マリズ・ペイン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon. Marise Payne, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 両大臣は,新型コロナウイルスを巡る両国の状況について意見交換を行い,感染拡大防止とともに,今後の経済回復が両国にとって重要な課題であり,そのために日豪間で協力していくことを確認しました。また,茂木大臣より,適切な感染症対策を取りつつ,必要な人材の往来を再開する可能性について,日豪間で協議を進めていくことを提案したのに対し,ペイン大臣は,豪州としては,まずニュージーランド及び太平洋島嶼国について検討することを既に発表しているが,日本が非常に緊密なパートナーであることを踏まえ,議論を進めることに同意しました。

2 両大臣は,香港情勢につき,中国の全国人民代表大会において香港に関する議決がなされたことについて深い懸念を共有し,香港が「一国二制度」の下に,民主的,安定的に発展していくことが重要との点で一致し,他の同志国を含め緊密に連携していくことを確認しました。

3 両大臣は,世界の感染症対策,ポスト・コロナの国際秩序作りにおいて,ともに強いリーダーシップを発揮していくことで一致しました。


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