報道発表
日韓局長協議の開催について
令和2年5月13日
1 5月13日午前,滝崎成樹外務省アジア大洋州局長は,金丁漢(キム・ジョンハン)韓国外交部アジア太平洋局長との間で,日韓局長協議(電話会議)を実施し,日韓間の諸懸案につき,率直に意見交換を行いました。
2 まず,新型コロナウイルス感染症への対応について,最近,日韓両国の現地大使館等が連携し,お互いの在外国民を同一の飛行機に搭乗させるといった協力が,世界各国で行われていることについて評価するとともに,先方から,インドで白血病を患った韓国人の少女を日韓協力で帰国させた件についての謝意が改めて示されました。その上で,それぞれの取組及び関心事項等に関する意見交換を行い,今後とも緊密に情報共有や連携を進めていくことで一致しました。
3 また,目下の日韓間の最大の課題である旧朝鮮半島出身労働者問題について,改めて韓国側の責任で解決策を示すよう強く求めつつ,この問題の早期解決の重要性につき一致するとともに,今後とも,外交当局間の意思疎通を継続していくことで一致しました。
4 さらに,先方から,我が国による輸出管理の見直しについて従来の立場に基づいた発言があったのに対して,我が方から,我が国の立場を説明しました。