報道発表

在京外交団を対象としたCCUS/カーボンリサイクルスタディツアー
(福島県いわき市等におけるCCUS/カーボンリサイクル関連施設の視察)

令和2年2月28日

1 3月2日から3日,外務省は,資源エネルギー庁,東京理科大学及び福島県いわき市の協力により,在京外交団を対象に,千葉県及び福島県内のエネルギー関連施設の視察を実施します。

2 今回のスタディーツアーは,「第5次エネルギー基本計画」及び「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」に基づく脱炭素社会を実現するための我が国の取組を在京外交団に紹介し,世界に発信することを目的としています。

3 今回訪問する千葉県では,人工光合成の鍵となる光触媒の国際研究拠点である東京理科大学光触媒国際研究センター(野田市),及びメタネーション技術で世界トップレベルの研究開発拠点をもつ日立造船(柏市)を視察します。東京理科大学においては,在京大使館代表及び産学官の代表をパネリストに招き,CCUS,及びカーボンリサイクルをテーマとしたセミナーを実施する予定です。

4 福島県では,二酸化炭素を活用したトマト農園や最先端のクリーンコールテクノロジーである石炭ガス化複合発電施設を視察し,我が国が誇る世界最先端の石炭ガス化複合発電技術とカーボンリサイクル技術への理解を深める予定です。

(注)CCUS(Carbon dioxide Capture,Utilization and Storage):工場や発電所などから発生する二酸化炭素を大気放散する前に回収し,地中貯留に適した地層まで運び,長期間にわたり安定的に貯留する技術はCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)と呼ばれています。また,回収した二酸化炭素を利用(Utilization)し,さらにこれを資源と見なし,メタネーションや人工光合成などによって新たな商品やエネルギーに変える(カーボンリサイクル)技術も開発されています。
カーボンリサイクル(経産省資源エネルギー庁ホームページ)別ウィンドウで開く

[参考]訪問日程(予定)

3月 2日  東京理科大学野田キャンパス
     日立造船株式会社
  3日  とまとランドいわき
     福島県水産海洋研究センター
     常磐共同火力株式会社勿来発電所,勿来IGCCパワー合同会社勿来発電所

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