報道発表

日・インドネシア外相会談

令和元年11月22日
握手する両外相
日・インドネシア外相会談

 本22日,午後5時25分頃から約25分間,茂木敏充外務大臣は,G20愛知・名古屋外務大臣会合に出席するため訪日中のルトノ・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno L.P. Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,茂木大臣から,ルトノ大臣の外相留任に祝意を表するとともに,「先般の首脳会談の成果も踏まえ,第二期ジョコ政権の優先課題であるインフラ整備,人材開発等に積極的に協力したい」旨述べました。これに対し,ルトノ大臣から,茂木大臣の外務大臣就任及びG20議長国の成功に対する祝意が伝えられるとともに,ジョコ大統領も日本との関係を強化することにコミットしている,今週だけでも自分を含む4人の大臣が訪日している旨発言がありました。
  2. また,両大臣は,インドネシア人材の受け入れを含む人的交流について意見交換を行いました。
  3. 両大臣は,先般の首脳会談で確認された,インドネシアにおける戦没者遺骨収集事業再開に向け協力することで一致しました。また,茂木大臣から,日本産食品の輸入規制の早期撤廃を求めました。
  4. さらに,両大臣は,南シナ海問題といった地域情勢についても意見交換を行い,連携を確認しました。茂木大臣から,日本はインド・太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)を支持する旨発言し,ルトノ大臣から歓迎する旨発言がありました。 また,茂木大臣から,「離島開発支援や海上保安機構への技術協力を着実に進め,海洋分野の協力を強化したい」旨述べました。
  5. 両大臣は,東アジア包括的経済連携協定(RCEP)についても意見交換しました。

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