報道発表
日・シンガポール外相会談
令和元年11月22日
- 本22日,午前9時35分頃から約25分間,茂木敏充外務大臣は,G20愛知・名古屋外務大臣会合出席のため訪日中のビビアン・バラクリシュナン・シンガポール共和国外務大臣(H.E. Dr. Vivian Balakrishnan, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Singapore)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 茂木大臣から,「ASEAN関連首脳会合の際に,リー首相から,福島県産食品に対して残る輸入停止措置解除の方針を表明いただいたことを歓迎する。国内でも復興に取り組む人々を勇気づけるニュースとして受け止められている」旨述べました。これに対し,バラクリシュナン大臣から,「日本の食品に対する安全措置への信頼に基づいて,リー首相は輸入停止措置解除の方針を表明した」旨述べました。
- また,茂木大臣から,二国間関係について,「基本的利益や考え方を共有するシンガポールは日本にとって重要なパートナー」,「日シンガポール協力の象徴的なプログラムである『21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム(JSPP21)』を引き続き発展させたい」旨述べました。
- 両大臣は,G20外務大臣会合の議題にもなっている自由貿易の推進について意見交換し,RCEPの早期妥結に向けて協力していくことで一致しました。また,バラクリシュナン大臣から,「TPP11,RCEP,日米貿易協定等における茂木大臣のリーダーシップに敬意を表する」旨述べました。
- 両大臣は,南シナ海問題や北朝鮮情勢等の地域情勢についても意見交換を行い,連携していくことを確認しました。また,茂木大臣から拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。