報道発表

阿部外務副大臣のミャンマー訪問(結果)

平成31年1月16日

英語版 (English)

  1.  1月14日から16日まで,阿部俊子外務副大臣は,ミャンマー連邦共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

    1 ラカイン州視察
     15日(現地時間同日),阿部副大臣は,ラカイン州を訪問し,北部マウンドー地区において,我が国の緊急無償資金協力による再定住環境整備のための住宅建設等の支援の現場及び,国際連合世界食糧計画(WFP)による食糧配給支援の現場を視察しました。また,周辺の村落において,住民との対話を行いました。

    2 政府要人との会談
     16日(現地時間同日),阿部副大臣は,首都ネーピードーにて,タウン・トゥン国家安全保障顧問兼投資・外国経済関係大臣(H.E. Mr. Thaung Tun, National Security Advisor and Union Minister for Investment and Foreign Economic Relations ),ウィン・ミャッ・エー社会福祉救済復興大臣(H.E.Dr. Win Myat Aye, Union Minister for Social Welfare, Relief and Resettlement)及びミン・アウン・フライン国軍司令官(H.E. Senior General Min Aung Hlaing,Commander-in chief of the Defence Services)とそれぞれ会談しました。一連の会談の概要は以下のとおりです。

    (1)ラカイン州情勢

    ア 冒頭,阿部副大臣から,日本政府は,ラカイン州問題をはじめ諸課題の解決に向け,ミャンマー政府と共に考え,その取組を最大限支援する方針である,日本政府は,国連の協力の下での,避難民の安全,自発的で尊厳ある形での帰還が実現することを強く期待する旨述べました。続いて,阿部副大臣から,避難民帰還環境整備のため,国連との協力を進めるよう,その進展を国際社会に目に見えるように示すよう,安全や移動の自由を確保しながら,適切に国内避難民(IDP)キャンプを閉鎖し,再定住を進めるよう働きかけた上で,これら諸点につき日本政府としても最大限協力したい旨述べました。更に,日本政府は,全てのコミュニティに配慮しながら,支援を実施していく旨述べました。
     日本政府は,ミャンマー政府が,独立調査団の調査の信頼性と透明性を確保し,その調査結果を踏まえ適切な対応を取ることを重視している旨述べ,調査団への協力を改めて働きかけました。 また,拘束されているロイター通信記者の件についてミャンマー政府による適切な対応を求めました。

    イ これに対し,ミャンマー政府側から,ラカイン州問題の解決を重視しているとした上で,避難民の帰還環境整備,帰還の実現,国連機関及びASEAN等との連携の進展状況に関する説明があり,ラカイン州全体の発展のため,地元住民のニーズに応じて,引き続き一層力を入れて取り組んでいきたい旨発言がありました。また,日本の継続的な支援への強い期待が示されました。
     さらに,ロイター記者の件については,法の支配に基づいたプロセスに従って対応していく旨反応が示されました。

    (2)少数民族和平
     阿部副大臣から,ミン・アウン・フライン国軍司令官に対し,昨年12月の国軍によるミャンマー北東部の少数民族武装勢力に対する4ヶ月間の軍事行動の停止宣言を歓迎すると述べた上で,現地への人道アクセスの速やかな確保及び和平の進展を働きかけました。また,日本政府は,笹川陽平ミャンマー国民和解日本政府代表とともに,今後ともミャンマーの国民和解に向けた取組を支援していく旨伝達しました。
     これに対し,同国軍司令官から,少数民族和平については,停戦合意文書への署名が実現されるよう,一日も早い国内和平の実現を目指し,少数民族武装勢力と対話していく旨述べました。

    3 ヤンゴン訪問

    (1)14日(現地時間),阿部副大臣は,ヤンゴン日本人墓地を訪問し,献花を行いました。

    (2)15日(現地時間),阿部副大臣は,ラカイン州情勢等に関し,ヤンゴン駐在の国連機関職員との意見交換を行いました。

    (3)同15日及び16日(現地時間),阿部副大臣は,ヤンゴン日本人学校及び,ヤンゴン外国語大学日本語学科をそれぞれ訪問し,各学校の児童及び学生との交流を行いました。


このページのトップへ戻る
報道発表へ戻る