報道発表

ザンビアにおける感染症対策のための支援
(無償資金協力「経済社会開発計画」)

平成30年12月19日
署名式に立ち会う両首脳<br>(写真提供:内閣広報室) 署名式に立ち会う両首脳
(写真提供:内閣広報室)
署名式に立ち会う両首脳<br>(写真提供:内閣広報室) 署名式に立ち会う両首脳
(写真提供:内閣広報室)

1 本19日,東京において,訪日中のエドガー・チャグワ・ルング・ザンビア大統領(H.E. Mr. Edgar Chagwa Lungu, President of the Republic of Zambia)及び安倍晋三内閣総理大臣の立ち会いの下,側嶋秀展駐ザンビア大使とマーガレット・ムワナカトウェ財務大臣(Hon. Ms. Margaret Mwanakatwe, Minister of Finance of the Republic of Zambia)との間で,5億円を供与限度額とする無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 ザンビアでは,感染症疾患が死亡原因の上位を占めています。感染症の多くがインフルエンザやウィルス性出血熱などの人獣共通の感染症であり,感染の拡大を防ぐためにヒト及び動物の双方に対する感染症対策の強化が課題となっています。

3 この計画は,ザンビアの人獣共通感染症検査施設であるザンビア大学獣医学部において,老朽化した医療機材の更新を実施することにより,感染症対策に係る研究及び臨床能力の向上と質の高い人材育成を図り,ザンビアにおける感染症の早期発見及び対応に寄与するものです。

4 我が国は平成28年8月開催の第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)ナイロビ宣言における重点分野の一つである質の高い生活のための強靱な保健システムの促進への支援を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この計画は同表明を具現化するものです。

[参考]ザンビア共和国基礎データ
 ザンビア共和国の面積は約75万3,000平方キロメートル,人口は約1,621万人(2015年,世界銀行),一人当たり国民総所得(GNI)は1,500米ドル(2015年,世界銀行)。


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