報道発表

ツバルにおける離島開発用の多目的船建造の支援
(無償資金協力に関する書簡の交換)

平成30年12月19日

  1. 1 本19日(現地時間同日),フィジー共和国の首都スバにおいて,我が方大村昌弘駐ツバル大使(フィジーにて兼轄)と先方プアケナ・ボレハム天然資源大臣(Honourable Dr. Puakena Boreham Minister for Natural Resources of Tuvalu)との間で,供与額4.63億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

    2 この協力は,ツバルの首都が置かれているフナフチ島において,離島開発用の多目的船の建造及び関連機材の整備を行うことにより,同国の漁業・海上輸送分野における脆弱性の克服に寄与するものです。

    3 ツバルは,国内市場が小さく,国際市場から地理的に遠いなど,太平洋島嶼国に共通する開発上の困難を抱えています。当国の主要産業である水産業には,食糧調達及び生計手段として国民の多くが何らかの形で携わっていることから,当国政府は各島に地域漁業センターを整備し,かつて日本が供与した漁業支援船を用いて漁業の技術指導・運営指導を行っています。また,この漁業支援船は,近年では,離島住民の傷病等,緊急を要する際の重要なライフラインとしても用いられています。しかしながら同船は,貨客の運搬には向いていないことに加え,現在船齢が29年に達し,船底にはひびが入る等,老朽化が激しく安全性に大きな問題を抱えており,代替船の建造が喫緊の課題となっています。この協力は,漁業支援船の代替船として貨客輸送にも対応した多目的船を建造するものであり,これにより運搬・指導等に従事できる航海日数は年間111日から150日になることが見込まれ,ツバルの漁業振興及び海上輸送分野の能力強化に貢献することが期待されます。

    4 この協力は,5月18日及び19日に福島県いわき市において開催された第8回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が表明した支援の柱である「自由で開かれた持続可能な海洋」に資する協力(PDF)別ウィンドウで開くとして実施するものです。

    [参考1]ツバル基礎データ
     ツバルは,面積25.9平方キロメートル,人口約1,1万人(2017年,世界銀行),1人当たり国民総所得(GNI)は4,970米ドル(2017年,世界銀行)。

    [参考2]第8回太平洋・島サミット

    (1)第8回太平洋・島サミット(PALM8)が5月18日及び19日に福島県いわき市において開催。16の太平洋島嶼国・地域の首脳級が出席。ツバルからはソポアンガ首相が参加した

    (2)我が国は,PALM8において,(ア)自由で開かれた持続可能な海洋,(イ)強靱かつ持続可能な発展の基盤強化,(ウ)人的交流・往来の活性化の3つを柱として,今後3年間でこれまでの実績も踏まえた,従来同様の,しっかりとした開発協力の実施及び成長と繁栄の基盤である人材の育成・交流の一層の強化を表明した。


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