報道発表

イエメン及びエスワティニに対する
国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成30年11月27日

  1. 1 本27日(現地時間同日),イタリア共和国のローマにおいて,我が方片上慶一駐イタリア大使と先方デイビッド・M・ビーズリー国連世界食糧計画(WFP)事務局長(Mr. David M. Beasley, Executive Director, the United Nations World Food Programme)との間で,イエメン共和国及びエスワティニ王国に対するWFPを通じた食糧援助として,総額7億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

    食糧援助の供与対象国(カッコ内は供与額)

    (1)イエメン(5億円)
    (2)エスワティニ(2億円)

    2 各国事情

    (1)イエメンは,2015年3月の紛争激化以降,食料事情が一層悪化しています。国連の報告によれば,人口の6割にあたる約1,780万人が支援を必要としており,うち約840万人が極度の食料不足,約700万人は飢餓の瀬戸際にあります。

    (2)エスワティニは,低中所得国に分類されますが,貧富の差が激しく,国民の3分の2は貧困層です。2015年12月から発生している同国観測史上最大級の干ばつ,2017年に発生した熱波,洪水,害虫被害等により,農作物の収穫量は予定の5割に留まり,人口の約2割が食料不足の状態にあります。

    3 この協力は,イエメン政府及びエスワティニ政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,小麦,豆類,植物油等の食料を供与することにより,両国の食料事情を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として,食糧援助を実施するものです。
     また,我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,エスワティニへの協力は同表明を具体化するものです。

    [参考]
     イエメン共和国は,国土面積約55.5万平方キロメートル(日本の約1.5倍),人口は約2,747万人(2016年,世界銀行),国民一人当たり所得(GNI)は1,030ドル(2016年,世界銀行)

     エスワティニ王国は,国土面積約1.7万平方キロメートル(日本の四国よりやや小さい),人口は約134万人(2016年,世界銀行),国民一人当たり所得(GNI)は2,830米ドル(2016年,世界銀行)。


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